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執筆者の写真FUTURE STAGE

インドネシア取材・持続化給付金詐欺事件 谷口容疑者の行動を追う

更新日:2022年6月13日


谷口容疑者がインドネシアの警察に逮捕されたことによってインドネシアでの取材が始まりました。弊社では重要な事件が発生した場合、各放送局の記者が現地に到着するまでの間、素早く情報を入手するため現地入りすることが多く、以前も航空機墜落事故などの初期取材、またマレーシアにて金正男が殺害された時などはいち早くスクープ映像などの取得もしています。


今回はインドネシアの首都ジャカルタから弊社の撮影取材クルーが直線距離250Kmほど離れたLampung(ランプン)に向かいます。

テレビ局から打診が入って3時間後には飛行機に乗っているという状況です。


5月末にはジャカルタとバリで取材アレンジをしていましたが、その際はまだ逃亡中で、まさかの逮捕の場所がスマトラ島の僻地ということで、予想外の展開です。


出発時は逮捕された場所もわからない状態で、とにかく飛行機に乗り込みます。

その間、テレビ局の報道部門と弊社の調査部が場所のリサーチを開始し、場所を特定していきます。

現場には夜に到着。弊社のネットワークで現地のジャーナリストとも合流。

到着と同時に取材撮影開始。現場には既に数社の日本のテレビ関係者が既に取材を進めており、少し焦りながらも取材を進めます。


谷口容疑者の生活や、現地でのビジネスの方法などを聞き出していきます。

他社が得ていない情報を独自に聞き出す方法を模索します。


宿泊する宿も決まらぬまま取材を進め、弊社の撮影コーディネーション部門が宿泊先や撮影した映像データの伝送のアレンジを行います。

僻地の村ではネット回線が貧弱で映像データを伝送するだけでも徹夜作業になってしまいます。


そのような中、他局が新たな情報を報道します。

谷口容疑者は、パダンという都市で別の養殖ビジネスを進めていたということ。

その情報をどう取るのか、今後の取材方針が気になります。


深夜に日本からの指示があり、別撮影チームをパダンに向かわせることに決定。急遽弊社の別取材・撮影チームを編成します。


パダンは、ジャカルタから、直線距離で1200Kmほど。だいたい東京から熊本の距離になります。数時間後の早朝便で現地に向かいます。

もちろん、取材場所、宿泊先も未定のままの出発です。

テレビ局側も弊社の調査部門のスタッフも寝ずにリサーチを進めます。



パダンはインド洋に面する都市です。地震の多いインドネシアでは以前、この町も津波に見舞われています。


海岸線では多くの人が散歩やジョギングを楽しんでいます。


調査の甲斐があり、撮影・取材チームは他局が報道をした場所を突き止めます。

ここで谷口容疑者は養殖に必要な稚魚を育てようとしていました。

ここにも他局の取材チームがいました。やっと追いつきました。ここから、独自の情報を得ることができるかが腕の見せ所です。



そして、谷口容疑者が準備をしていた広大な養殖場建設地を独自に聞き出し現場を取材することに成功しました。


取材後、すぐに日本に映像を伝送しなければなりません。取材クルーは急いで市街の中心部に向かいます。

伝送と共に取材内容をテレビ局に報告。夜の番組に間に合うように情報の裏どりなどを進めます。

取材クルーは放送を直で見ることはできませんが、新しい情報を探して次の取材を進めます。



Lampung ランプン取材・撮影チーム


カメラマン リコ

取材 アルビン



Padang パダン取材・撮影チーム


カメラマン ディッキー

取材・レポーター ウィリー ルキタ






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